留守番
2014年 03月 13日
むやみやたらに子どもを留守番させることは嫌いだ。
自分が大家族で育ち、曾祖母か祖母のどちらかがいつも家にいて寂しい思いをしたことがなかったからかもしれない。
18歳で家を出て独り暮らしを始めたときに、一人の気楽さと開放感に、三ヶ月以上も実家に電話しなかったほどだ。
その反対に私の夫は小さな頃から毎日留守番していた。
2歳の頃は2時間ほどの留守番中、柱にヒモでつながれていた。
小学生になると留守番する時間は長くなり、ひとつ年上の姉と晩御飯を作り、弟や妹を風呂に入れて子どもだけで布団にはいった。
あの子煩悩な義母がそこまでしないと家業である牧場がまわらなかったのだから、誰が責められようか。
子どもに寂しい思いをさせないことに越したことはないが、現実的には子どもに留守番をさせなきゃいけないことはある。
ご存じ煩煩は、留守番に関してはかなりプロフェッショナルだ。
煩煩を信じて留守番させるには、その責任感の強さと慎重さに期待するところが多い。
煩チビがウンコを漏らしたときにも、フェイスタオルでソファーを拭いてくれた。
留守中の小さな事件も細かくメモしてくれる。例えば『煩子が弁当の野菜を残しました』と。
宅急便が来たら判子を押してくれる。
新聞の集金が来て、貯めてあった小遣いからお金を立て替えてくれたこともある。
もう、いつ嫁に出しても恥ずかしくない男の子なのだ。
そんな煩煩が火曜日から発熱してインフルエンザにかかった。
そして、煩煩とほとんど同時期に、煩子もインフルエンザに感染した。
煩子は3人兄妹の中で唯一留守番ができない。
そうさ。
寂しがり屋で留守番ができない子だっているのだ。
その煩子が煩煩と同時期にインフルエンザ感染して、私が密かにガッツポーズをしたのは言うまでもない。兄がいれば煩子も留守番できるのだ。
ちなみに、この勢いで煩チビも感染してほしいと願ったが、今のところその兆候はない…。
昨日、水曜日の夜には二人とも熱が平熱になったので、今日から私は仕事に行くことにした。
煩煩と煩子は今週いっぱい出席停止中なので留守番だ。
前日に10本ものアニメのDVDをレンタルしておいた。
大好きなお菓子も用意した。
弁当を作り、昨日まで禁止していたゲームも解禁した。
これで大丈夫。
煩煩にも『大丈夫だから、早く仕事行ってよ!!』と半ば追い出されるように仕事に行った私。
仕事中も『今ごろ何してるかな~』とボンヤリ気になる。
まさか、 ガス台をいじるような事はしていないと思うが、2階子供部屋のストーブをつけっぱなし…と言うことはありうる。
気になったので、仕事中ではあるが、職員室からこっそり電話をかけた。
しばらくして、煩子がよそいきの声で受話器をとった。
『大丈夫?何してた?寂しくない?』と私。
『お兄ちゃんとゲームしてた( ´∀`)』
と煩子の弾む声にひと安心すると、私は『煩煩に、かわって』とお願いする。
しばらくすると煩煩が電話に出た。
『は?何?( ̄Д ̄)』
明らかに面倒くさそうな煩煩。
『あのさ、2階のストーブちゃんと消した?』と私が聞くと、煩煩が言った。
『2階には行ってないよ!!
燃料節約したいから茶の間から出てないって。
ゲームしたいから電話切るよ(`Δ´)』
ツーツーツー
電話を切られてしまった…(´・ω・`)
ま、まぁいいか…
しっかり留守番しているようだ。
受話器片手に、こちらがちょっぴり寂しくなるのであった。
(。´Д⊂)
自分が大家族で育ち、曾祖母か祖母のどちらかがいつも家にいて寂しい思いをしたことがなかったからかもしれない。
18歳で家を出て独り暮らしを始めたときに、一人の気楽さと開放感に、三ヶ月以上も実家に電話しなかったほどだ。
その反対に私の夫は小さな頃から毎日留守番していた。
2歳の頃は2時間ほどの留守番中、柱にヒモでつながれていた。
小学生になると留守番する時間は長くなり、ひとつ年上の姉と晩御飯を作り、弟や妹を風呂に入れて子どもだけで布団にはいった。
あの子煩悩な義母がそこまでしないと家業である牧場がまわらなかったのだから、誰が責められようか。
子どもに寂しい思いをさせないことに越したことはないが、現実的には子どもに留守番をさせなきゃいけないことはある。
ご存じ煩煩は、留守番に関してはかなりプロフェッショナルだ。
煩煩を信じて留守番させるには、その責任感の強さと慎重さに期待するところが多い。
煩チビがウンコを漏らしたときにも、フェイスタオルでソファーを拭いてくれた。
留守中の小さな事件も細かくメモしてくれる。例えば『煩子が弁当の野菜を残しました』と。
宅急便が来たら判子を押してくれる。
新聞の集金が来て、貯めてあった小遣いからお金を立て替えてくれたこともある。
もう、いつ嫁に出しても恥ずかしくない男の子なのだ。
そんな煩煩が火曜日から発熱してインフルエンザにかかった。
そして、煩煩とほとんど同時期に、煩子もインフルエンザに感染した。
煩子は3人兄妹の中で唯一留守番ができない。
そうさ。
寂しがり屋で留守番ができない子だっているのだ。
その煩子が煩煩と同時期にインフルエンザ感染して、私が密かにガッツポーズをしたのは言うまでもない。兄がいれば煩子も留守番できるのだ。
ちなみに、この勢いで煩チビも感染してほしいと願ったが、今のところその兆候はない…。
昨日、水曜日の夜には二人とも熱が平熱になったので、今日から私は仕事に行くことにした。
煩煩と煩子は今週いっぱい出席停止中なので留守番だ。
前日に10本ものアニメのDVDをレンタルしておいた。
大好きなお菓子も用意した。
弁当を作り、昨日まで禁止していたゲームも解禁した。
これで大丈夫。
煩煩にも『大丈夫だから、早く仕事行ってよ!!』と半ば追い出されるように仕事に行った私。
仕事中も『今ごろ何してるかな~』とボンヤリ気になる。
まさか、 ガス台をいじるような事はしていないと思うが、2階子供部屋のストーブをつけっぱなし…と言うことはありうる。
気になったので、仕事中ではあるが、職員室からこっそり電話をかけた。
しばらくして、煩子がよそいきの声で受話器をとった。
『大丈夫?何してた?寂しくない?』と私。
『お兄ちゃんとゲームしてた( ´∀`)』
と煩子の弾む声にひと安心すると、私は『煩煩に、かわって』とお願いする。
しばらくすると煩煩が電話に出た。
『は?何?( ̄Д ̄)』
明らかに面倒くさそうな煩煩。
『あのさ、2階のストーブちゃんと消した?』と私が聞くと、煩煩が言った。
『2階には行ってないよ!!
燃料節約したいから茶の間から出てないって。
ゲームしたいから電話切るよ(`Δ´)』
ツーツーツー
電話を切られてしまった…(´・ω・`)
ま、まぁいいか…
しっかり留守番しているようだ。
受話器片手に、こちらがちょっぴり寂しくなるのであった。
(。´Д⊂)
by bonbonmama
| 2014-03-13 18:33