海の天使
2012年 04月 11日
近所づきあいは大切だ。
「地域で育つ」それが私の理想とする育児。
そのためにはちょっとした仕込みも必要。
旅行のお土産を、近所の人たちに配るのも子どもたちにさせている。
回覧板を受け取るのも、持って行くのも子ども達にさせている。
煩煩を一人で留守番させる時、お向かいさんに声をかけていく。
仕込みが功を奏して、我が子達は近所の人たちにずいぶん可愛がられている。
夏には「クワガタ捕まえたからあげる」と、お向かいのお婆さんが何匹も持ってくる。
秋には隣の高校生が「修学旅行のお土産あげる」と訪ねてくる。
様々なお気遣いを戴いて、いつもご近所さまには大変感謝している。
この前のある日。
いつものように煩子が回覧板を届けにお隣さんに向かった。
いつまでも帰ってこない。
時々、お菓子をもらって帰ってくるので、今回もそうなのかと思っていたら・・・。
帰ってきた煩子が手に持っていたのは、350mlの小さなペットボトル。
中に入っていたのは・・・
これ。
海の天使、クリオネちゃん。合計10匹。
煩子「凄い可愛い生き物もらって来ちゃった~!!」得意満面、大喜びの煩子。
私「あら、良かったね~」笑いが引きつる私。
煩子「飼って良いよね?」
私「う、うん。でも飼えるかね~。難しそうだよ、飼うの。」
煩子「おばさんが、パソコンで飼い方調べてね、って言ってた。」
・・・うう・・・余計な助言を・・・。
煩子「冷たい所じゃないと死んじゃうから、冷蔵庫で飼ったらいいんだって~。」
れ、冷蔵庫~!!
L(゚□゚)」オーマイガ!
冷蔵庫は、牛乳やら、お肉やら、野菜が入っているところ。
扉を開けたら、目の前にウジャウジャのこいつら・・・なんて嫌すぎる~!!
(TωT)ウルウル
ネットで調べてみたら、500mlペットボトルに1~2匹が理想の密度とある。
350mlに10匹いるぞ・・・しかも、餌がないから共食いしそう・・・どうみても海水じゃなさそうだし。
・・・って、いうか、どうしてこんな面倒くさい物押しつけるんだよ~(泣)
「やっぱり飼うのは難しそうだよ・・・。」と私が言うと、つかさず煩子が反論。
「大丈夫だよ!H(煩チビ)が大きくなったら、ペット飼ってもいいっていってたじゃん!!」
確かに。
今、我が家には煩煩が自分で購入した海外品種のカブトムシが一匹いるのみで、子ども達は他のペットを飼いたがっていた。
「何か飼いたい」と子ども達から声が上がるたびに、「うちは煩チビ飼ってるからダメ」とストップしてきた。
去年までは、煩チビがペット代わりだったので、時々「お手」などの芸を仕込んだり、卵ボーロを絨毯にまいて餌代わりに食べさせたりして楽しんでいたのだが・・・最近、煩チビも多少人間っぽくなって来ちゃったし・・・。
考えた末、玄関フードで飼うことにした。(冷蔵庫だけは勘弁!!)
北海道では、玄関フードも春先は冷蔵庫のような寒さなのだ。
飼育一日目・・・まだ無事。
ワクワクして観察する煩子。
飼育二日目・・・三匹死亡。
「死んじゃった。可哀想」と悲しむ煩子。
飼育三日目・・・共食い始まる。
「何だかクリオネ元気ないよ。」ちぎれた体で浮遊する物体を眺める煩子。
飼育四日目・・・一匹を残して後は底に沈む。
「クリオネ一匹になっちゃった。」あまり興味が無くなったのか、チラ見しかしなくなった煩子。
飼育五日目・・・全滅・・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ
ペットボトルの底に沈む死骸が気持ち悪くて、さっそく埋葬することにした。
埋葬するにしても、まだ土は雪の下。
下水道に流すのも、なんとなく非道な気がして。
やむなく、雪一面の畑に向かって、ペットボトルを逆さまにした。
ドボドボドボドボ・・・・
気分は死んだサーファーをハワイの海に散骨するのと同じ。
可愛い可愛い海の天使、クリオネちゃんも北海道の雪の中に還っていきなさい・・・。
あ~サッパリした!!
ペットボトルを逆さにして、雪の中で死骸をぶちまけている私を偶然、煩子が目撃した。
「お母さん、酷すぎる~!!!
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!」
ケッ・・・最後はチラ見しかしなかったクセに・・・。
「クリオネは死んで、本当の天使になったんだよ。だから雪にまいて、いつも煩子の事見守ってもらうのよ。」
な~んて、もっともな事を言ってごまかす私。
当分、ペットはいらないな。
うちにはまだまだ世話が必要で面倒くさい生き物が、大きいのも含めて四匹もいるから。
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「地域で育つ」それが私の理想とする育児。
そのためにはちょっとした仕込みも必要。
旅行のお土産を、近所の人たちに配るのも子どもたちにさせている。
回覧板を受け取るのも、持って行くのも子ども達にさせている。
煩煩を一人で留守番させる時、お向かいさんに声をかけていく。
仕込みが功を奏して、我が子達は近所の人たちにずいぶん可愛がられている。
夏には「クワガタ捕まえたからあげる」と、お向かいのお婆さんが何匹も持ってくる。
秋には隣の高校生が「修学旅行のお土産あげる」と訪ねてくる。
様々なお気遣いを戴いて、いつもご近所さまには大変感謝している。
この前のある日。
いつものように煩子が回覧板を届けにお隣さんに向かった。
いつまでも帰ってこない。
時々、お菓子をもらって帰ってくるので、今回もそうなのかと思っていたら・・・。
帰ってきた煩子が手に持っていたのは、350mlの小さなペットボトル。
中に入っていたのは・・・
これ。
海の天使、クリオネちゃん。合計10匹。
煩子「凄い可愛い生き物もらって来ちゃった~!!」得意満面、大喜びの煩子。
私「あら、良かったね~」笑いが引きつる私。
煩子「飼って良いよね?」
私「う、うん。でも飼えるかね~。難しそうだよ、飼うの。」
煩子「おばさんが、パソコンで飼い方調べてね、って言ってた。」
・・・うう・・・余計な助言を・・・。
煩子「冷たい所じゃないと死んじゃうから、冷蔵庫で飼ったらいいんだって~。」
れ、冷蔵庫~!!
L(゚□゚)」オーマイガ!
冷蔵庫は、牛乳やら、お肉やら、野菜が入っているところ。
扉を開けたら、目の前にウジャウジャのこいつら・・・なんて嫌すぎる~!!
(TωT)ウルウル
ネットで調べてみたら、500mlペットボトルに1~2匹が理想の密度とある。
350mlに10匹いるぞ・・・しかも、餌がないから共食いしそう・・・どうみても海水じゃなさそうだし。
・・・って、いうか、どうしてこんな面倒くさい物押しつけるんだよ~(泣)
「やっぱり飼うのは難しそうだよ・・・。」と私が言うと、つかさず煩子が反論。
「大丈夫だよ!H(煩チビ)が大きくなったら、ペット飼ってもいいっていってたじゃん!!」
確かに。
今、我が家には煩煩が自分で購入した海外品種のカブトムシが一匹いるのみで、子ども達は他のペットを飼いたがっていた。
「何か飼いたい」と子ども達から声が上がるたびに、「うちは煩チビ飼ってるからダメ」とストップしてきた。
去年までは、煩チビがペット代わりだったので、時々「お手」などの芸を仕込んだり、卵ボーロを絨毯にまいて餌代わりに食べさせたりして楽しんでいたのだが・・・最近、煩チビも多少人間っぽくなって来ちゃったし・・・。
考えた末、玄関フードで飼うことにした。(冷蔵庫だけは勘弁!!)
北海道では、玄関フードも春先は冷蔵庫のような寒さなのだ。
飼育一日目・・・まだ無事。
ワクワクして観察する煩子。
飼育二日目・・・三匹死亡。
「死んじゃった。可哀想」と悲しむ煩子。
飼育三日目・・・共食い始まる。
「何だかクリオネ元気ないよ。」ちぎれた体で浮遊する物体を眺める煩子。
飼育四日目・・・一匹を残して後は底に沈む。
「クリオネ一匹になっちゃった。」あまり興味が無くなったのか、チラ見しかしなくなった煩子。
飼育五日目・・・全滅・・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ
ペットボトルの底に沈む死骸が気持ち悪くて、さっそく埋葬することにした。
埋葬するにしても、まだ土は雪の下。
下水道に流すのも、なんとなく非道な気がして。
やむなく、雪一面の畑に向かって、ペットボトルを逆さまにした。
ドボドボドボドボ・・・・
気分は死んだサーファーをハワイの海に散骨するのと同じ。
可愛い可愛い海の天使、クリオネちゃんも北海道の雪の中に還っていきなさい・・・。
あ~サッパリした!!
ペットボトルを逆さにして、雪の中で死骸をぶちまけている私を偶然、煩子が目撃した。
「お母さん、酷すぎる~!!!
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!」
ケッ・・・最後はチラ見しかしなかったクセに・・・。
「クリオネは死んで、本当の天使になったんだよ。だから雪にまいて、いつも煩子の事見守ってもらうのよ。」
な~んて、もっともな事を言ってごまかす私。
当分、ペットはいらないな。
うちにはまだまだ世話が必要で面倒くさい生き物が、大きいのも含めて四匹もいるから。
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by bonbonmama
| 2012-04-11 20:00
| 日常