誇りを持て!
2011年 06月 04日
今日の朝、煩煩が思い出したように言った。
煩煩「どうして僕のランドセルは古いタイプなんだよ。O君とかMちゃんが、煩煩君のランドセルは古いって言うんだ。O君もMちゃんも、ボタン一つでランドセルが開くタイプなんだよ。僕もそっちが良かった。」
煩煩のランドセルは、古いタイプなのではなく、家具チェーン店の安物だ。だから、デパートで売っているような高級感もないし、一目で安物とわかってしまう。
それでも、義母ドンが買ってくれた物だし、ランドセルが届いた頃にはあんなにも大喜びの煩煩だったのに・・・。
私「ボタン一つで開くからって、何がそんなにいいのさ。お母さんは、自分の手で開け閉めできる方が手が器用になるから良いと思うし、ボタンのスイッチなんて突然壊れることもあるんだし、今のランドセルで十分良いと思うよ。」
煩煩「僕だって、今のランドセルで良いと思ってるよ!でも、ランドセルが古いなんて言われたら悔しいんだ。どうしても悔しくなったら言い返していいんでしょ?そっちのランドセルの方が壊れやすいかもよって。」
ああいえばこう言う。
小学生ともなると、簡単に納得しないから困ったモノだ。
成長して、周りが見えてくると、自分の中で納得できないことや劣等感に感じることが出てくるのだろう。
こんな一つ一つのやりとりが、子どもの価値観や自尊心のポイントになる気がして、受け答えも慎重にしなければいけない。
私の頭の中では、グルグル駆けめぐる。
こんな時、すぐにベストな答えが出てこないのが私のまだまだ未熟なところ。
私「あんたさ、ばぁばがどんな気持ちでそのランドセルを買ったと思う?新しいモノや値段が高いモノだけが良い物だと思ってるの?」
煩煩「・・・そりゃ、ばぁばが僕のために、僕が勉強頑張って欲しくて買ったものだから嬉しいけど。
・・・でも、僕が友達にバカにされたらお母さんだって、ばぁばだって悲しいでしょ!だから、お母さんが新しいランドセルを買ってくれたら良いと思うんだよっ!!」
私「あんた、まだまだわかってないね。
アンテイークって言葉を知らないね?良い物は使えば使うほど、人間が触れば触るほど、味わいがあって良い物になるんだよ。
昔から使われているタンスとか椅子とかカバンなんて、大事に使えば使うほど値段も上がるんだよ。」
煩煩「そしたら、お下がり使ってる人はもっと良い物使ってるって事?」
私「そうだよ~!!そのとおり。
お下がりなんて、凄くいいじゃん。野球のグローブとか、運動靴なんて、新しいモノよりお下がりの方が肌にしっくり馴染んで使いやすいんだよ。」
煩煩「そしたら、僕のランドセルも使えば使うほど、開けたり閉めたりしやすくなって良い感じになるの?」
私「そうそう!肩のベルトなんて、今よりずっと体にフィットしてくるんだよ。」
こんなやりとりで、自分のランドセルの価値を改めて見直した煩煩。
・・・所詮、大量生産の安物なので、どこまで使い込んでもアンティークならないが・・・
煩煩「でもさ~そうしたら、友達にバカにされたときはどうするのさ。悔しいじゃん。」
私「友達は友達。自分は自分じゃん。
嫌なことを言われて、どれだけ我慢できるかで、人間の強さは決まるんだよ。
あんた達はまだ一年生だから、ちょっとしたことで友達をバカにしたり、バカにされて気にしたりしちゃうけどさ。でも、だんだん強くなれば、そんな事で友達をバカにしたりしなくなるし、自分も気にならなくなってるんだよ。
まっ、お母さんだって、嫌なこと言われて気にすることもあるけどさ。大人だから、言い返したりしないの。それが強いって事なんだよ。」
煩煩「だから、お父さんも、お母さんに嫌なこと言われても我慢してるの?強いから?」
私「・・・・・まあね・・・・・。」
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煩煩「どうして僕のランドセルは古いタイプなんだよ。O君とかMちゃんが、煩煩君のランドセルは古いって言うんだ。O君もMちゃんも、ボタン一つでランドセルが開くタイプなんだよ。僕もそっちが良かった。」
煩煩のランドセルは、古いタイプなのではなく、家具チェーン店の安物だ。だから、デパートで売っているような高級感もないし、一目で安物とわかってしまう。
それでも、義母ドンが買ってくれた物だし、ランドセルが届いた頃にはあんなにも大喜びの煩煩だったのに・・・。
私「ボタン一つで開くからって、何がそんなにいいのさ。お母さんは、自分の手で開け閉めできる方が手が器用になるから良いと思うし、ボタンのスイッチなんて突然壊れることもあるんだし、今のランドセルで十分良いと思うよ。」
煩煩「僕だって、今のランドセルで良いと思ってるよ!でも、ランドセルが古いなんて言われたら悔しいんだ。どうしても悔しくなったら言い返していいんでしょ?そっちのランドセルの方が壊れやすいかもよって。」
ああいえばこう言う。
小学生ともなると、簡単に納得しないから困ったモノだ。
成長して、周りが見えてくると、自分の中で納得できないことや劣等感に感じることが出てくるのだろう。
こんな一つ一つのやりとりが、子どもの価値観や自尊心のポイントになる気がして、受け答えも慎重にしなければいけない。
私の頭の中では、グルグル駆けめぐる。
こんな時、すぐにベストな答えが出てこないのが私のまだまだ未熟なところ。
私「あんたさ、ばぁばがどんな気持ちでそのランドセルを買ったと思う?新しいモノや値段が高いモノだけが良い物だと思ってるの?」
煩煩「・・・そりゃ、ばぁばが僕のために、僕が勉強頑張って欲しくて買ったものだから嬉しいけど。
・・・でも、僕が友達にバカにされたらお母さんだって、ばぁばだって悲しいでしょ!だから、お母さんが新しいランドセルを買ってくれたら良いと思うんだよっ!!」
私「あんた、まだまだわかってないね。
アンテイークって言葉を知らないね?良い物は使えば使うほど、人間が触れば触るほど、味わいがあって良い物になるんだよ。
昔から使われているタンスとか椅子とかカバンなんて、大事に使えば使うほど値段も上がるんだよ。」
煩煩「そしたら、お下がり使ってる人はもっと良い物使ってるって事?」
私「そうだよ~!!そのとおり。
お下がりなんて、凄くいいじゃん。野球のグローブとか、運動靴なんて、新しいモノよりお下がりの方が肌にしっくり馴染んで使いやすいんだよ。」
煩煩「そしたら、僕のランドセルも使えば使うほど、開けたり閉めたりしやすくなって良い感じになるの?」
私「そうそう!肩のベルトなんて、今よりずっと体にフィットしてくるんだよ。」
こんなやりとりで、自分のランドセルの価値を改めて見直した煩煩。
・・・所詮、大量生産の安物なので、どこまで使い込んでもアンティークならないが・・・
煩煩「でもさ~そうしたら、友達にバカにされたときはどうするのさ。悔しいじゃん。」
私「友達は友達。自分は自分じゃん。
嫌なことを言われて、どれだけ我慢できるかで、人間の強さは決まるんだよ。
あんた達はまだ一年生だから、ちょっとしたことで友達をバカにしたり、バカにされて気にしたりしちゃうけどさ。でも、だんだん強くなれば、そんな事で友達をバカにしたりしなくなるし、自分も気にならなくなってるんだよ。
まっ、お母さんだって、嫌なこと言われて気にすることもあるけどさ。大人だから、言い返したりしないの。それが強いって事なんだよ。」
煩煩「だから、お父さんも、お母さんに嫌なこと言われても我慢してるの?強いから?」
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by bonbonmama
| 2011-06-04 12:48
| 日常