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子どもと遊ぼう!夫を愛そう!人生を楽しもう!!保育士・煩煩ママの元気が出るBLOG。


by bonbonmama
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留守番

子どもに留守番させるとしたら。
何歳くらいからが適齢期なのだろうか?

10分、15分の留守番じゃない。
母が恋しくなる2時間くらいのお留守番。

子どもを大切にする欧米では、子どもに留守番させるのは法に反する行為になるのだろう。
そのために、ベビーシッターの文化が定着している。

では、日本では?

日曜日も仕事で旦那がいない。
実家は車で40分。
頼りにしている叔父夫婦もパークゴルフ三昧で家にいない。
そんな私が、5歳の息子を留守番させたとしたら、やはり罪になるのだろうか?

批判されるのを覚悟で書くけれど、今日、初めて煩煩を留守番させた。

最初は煩煩も連れて行くつもりだったのだ。
TSUTAYAで借りた5枚のDVDの返却日は今日。
冷蔵庫は空っぽ。
なので、隣町B町(片道20分)に、買い物に出掛けようと、子ども達に言った。

誰に似たのか、買い物嫌いの煩煩は、案の定ブーイング。
「お菓子買ってあげるから」
「ダイソーで一つ玩具買ってあげるから」

の誘いにも乗らない。

そうなのだ。
母と子ども3人の買い物なんて、何にも面白くない事はわかっている。

チョロチョロしたら刑務官に叱られる。
人混みで押されて転んでも「ほらっ!泣いてる場合じゃないよ!!先進んで!!」とどやされる。
チビを抱っこしながら買い物袋を下げている怖い刑務官に黙って従うだけの囚人行進。
なので、行きたくない気持ちも充分にわかっているのだ。

あまりにも嫌がるので、試しに「留守番してみる?」と提案してみた。
「するする!!留守番する!!」と意外にも飛びついた。
「2時間ぐらい帰って来れないよ。1人で大丈夫?」と私。
「大丈夫。もうすぐ6歳だし!」と煩煩。

出来るのだろうか・・・。
いや、その前に、させていいのだろうか・・・・。

迷ったが、させてみることにした。
何事にも経験だ。
万が一・・・火事になったり、人さらいにあったら、その時の全責任は私にある。

そうならないように、万全の対策をとった。

まず、電話の短縮1番に私の携帯電話を登録した。
これで、「1」を押して受話器を上げれば私に繋がる。

電話のかけかたを教えて、予行演習する。

次に、火の元の確認。
ストーブのコンセントを抜いてガスの元栓を閉める。

何か困ったことがあったら、お向かいにいるお婆ちゃんやお爺ちゃんを呼ぶこと、と教える。

これだけセーフティーネットを張れば大丈夫だろうか?

後ろ髪をわしづかみされてグイグイ引っ張られる気持ちのまま、私は煩子とチビを連れて家を出た。
車に乗り込む時に、向かいのお婆ちゃんが庭仕事していたのを発見した。

「私、これからB町まで買い物行くんです。でも上のお兄ちゃんが、留守番したいと言ってきかないんです。
申し訳ないんですが、たまに様子を見に行ってくれませんか?カギは開けてあるので。」


するとお婆ちゃん
「私、午前中はここにいて庭仕事してるから、大丈夫だよ。
ゆっくり買い物しておいで」

と、ありがたいお言葉。

こういうとき、ご近所さんと仲良くしておいたことが良かったと思う。
旅行のお土産をご近所さんに配るのに、今までいくら投資してきたことか(笑)

強力な味方をつけて、私は安心して買い物に出掛けた。


家から出て3分後。
携帯電話が鳴る。
車を路肩に停めて、電話に出る。

「何?!何かあった?」
煩煩「・・・オシッコが飛んで、ズボンが濡れちゃった・・・」

なんだよ、そんな事で。

「自分で着替えられるでしょ?」
煩煩「うん!!」

電話を切って、また発進。

またまた3分後。
携帯に電話。

「どうした?」
煩煩「実は、パンツも濡れちゃったみたいなんだけど。」
「そうしたら着替えればいいじゃないのさ~。やっぱり留守番は無理かい?買い物一緒に行く?まだ戻れるよ。」
煩煩「留守番できるって!!ブチッ(電話が切れる音)」

自尊心が揺らいだのだろう。
それから15分はかかってこなかった。

私はB町のスーパーの駐車場に着いていた。
車の中で、また電話が鳴った。

「どうした?寂しくなったかい?」
煩煩「あのね!お向かいのお婆ちゃんが、コアラのマーチを持ってきてくれたよ!!」
「あっそう。食べていいよ。」
煩煩「やった~ラッキ~!!」

どうやら留守番生活を煩煩なりにエンジョイしているらしく、ホッとした。

また15分後。
今度は買い物が終わって、レジでお金を払っているときに電話が鳴った。
無視してかけ直す事もできたが、電話に出ないことで煩煩が不安になったら可哀想だ。
お金を払いながら、電話に出る。

「何さ!(若干、声が刺々しい)」
煩煩「あのさ~コアラのマーチのゴミって燃えるゴミ?燃えないゴミ?どっちに捨てたらいいの?」
「箱は燃えるゴミ!中の袋は燃えないゴミ!!」
煩煩「は~い。」

こいつ。電話を楽しんでいやがるな・・・・。

買い物の後、TSUTAYAでDVDを返却。煩煩が好きなDVDを借りてあげた。
そして、やっと自宅へ向かって、車を走らせた。

この段階で、家を出てから1時間20分。

いま、家で煩煩は何をしているんだろう?
不安な気持ち半分。頼もしい気持ち半分。

こうやって、親離れ、子離れしていくんだろうね。

B町を出てから5分。
またまた電話。

「どうした~?」
煩煩「あのさ~、今ね、お母さんが好きそうなテレビやってるよ。動物の赤ちゃんとか出てる。」
「いいね~。もうすぐ帰るから、一緒に見ようね。」

そろそろ寂しくなってきたのかも。

5分後。
また電話。

「今度は何~?」
煩煩「あのさ~お父さんの携帯には、何番押せばつながるの?」
「ダメだよ~お父さんは仕事してるから電話しても出ないよ。」
煩煩「お父さんと喋りたくなったの~」
「もうすぐ帰るからね。時計の長い針が7のところに行ったら、お母さん到着するから。(つまりあと10分後)

まったく、この1時間半で、何度、車を路肩に停めて電話に出たことか^^;

またまた5分後。

煩煩「ねえ、まだ着かないの?」
「もうすぐつくから~今、X町に入ったよ。お父さんの学校も見えてきた!」

家の側の信号を曲がったときにも電話。

「もう、着くから、ゆっくり100まで数えてご覧!!」
煩煩がゆっくり100数えている間に、私は家に着いた。

家の中で、煩煩は1人でレゴブロックで遊んでいた。
机にはクレヨンで描いた絵が3枚。
ウルトラマンや怪獣の人形も散乱していた。

私の顔を見て煩煩。

「お母さん、意外と早かったんじゃない?」

だって。
ホントは、少し寂しかったクセに。

子どもに1人で留守番させることは好きじゃないし、良くないことだとは思っているけど、たまに・・・滅多にないたまに、だけど。
預け先が無いときには、また、こんな事があるかもしれないな~と思う。





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by bonbonmama | 2010-05-02 13:29 | 日常