7歳の煩子は、クラスの人気者だ。
穏やかな笑顔。すらりと伸びた手足。背筋を伸ばし、物静かに先生の話を聞く姿は、まさに優等生。家と学校での姿にギャップが大きすぎて、私としては苦笑いなのだが。
そんな煩子は、1年生の頃から学校のチンピラ少年I君のお目付け役。
I君は、小さい子を見ると石を投げ、先生の言うことなんか聞いたこともなく、私にも『クソババア!!』とあり得ないような暴言をはく筋金入りのギャングだ。
そんなI君と席も隣か前後、体育でもいつもペアなのが煩子なのだ。
2年生になってからも、席はI君の隣だった。『ブス』と言われても無視。叩かれても耐えた。ふざけて首を絞められた時には私も腹が立ったが、『いいの。先生に言わないで。子どもの力で首絞められても死なないから』と、冷静な煩子だった。
そんな煩子も、クラスで席替えがあると聞いたときには狂喜乱舞。今か今かと席替えの日を指折り数えて待っていた。
そして今週、念願の席替えがあった。
『やっとI君と席はなれた~!!』
大喜びで帰宅した煩子。そして、はにかみながら言った。
『それにね・・・K君の隣になったの
ギャ~《*≧∀≦》』
ソファーに顔を埋める煩子。そう。K君は今、煩子のイチオシの男子で、バレンタインのチョコ交換もした両想いの関係なのだ。
『あのね、今日ね、帰るときにランドセル廊下から持ってこようとしたら、K君が持ってきてくれたの!!
そしたら、Mちゃんが、「K君て煩子ちゃんの事好きなんじゃないの?」だって。
両想いだってことバレちゃったかも(≧∇≦)』
煩子の毎日は薔薇色のようだ。
そんな煩子の宿題を見ている時、ひどく汚い字であることを注意した。
『そんな汚い字だったら女子力下がるよ。K君隣にいるなら、字が汚いってバレちゃうじゃん』と私。
すると煩子が言った。
『いいのK君に嫌われても。N君も私の事好きだから、好きな人N君に変える。N君、可愛い顔してるし優しいし…』
この歳で男子選り好み出来るとは…
ちょっと羨ましいけど
おそろしい子…
穏やかな笑顔。すらりと伸びた手足。背筋を伸ばし、物静かに先生の話を聞く姿は、まさに優等生。家と学校での姿にギャップが大きすぎて、私としては苦笑いなのだが。
そんな煩子は、1年生の頃から学校のチンピラ少年I君のお目付け役。
I君は、小さい子を見ると石を投げ、先生の言うことなんか聞いたこともなく、私にも『クソババア!!』とあり得ないような暴言をはく筋金入りのギャングだ。
そんなI君と席も隣か前後、体育でもいつもペアなのが煩子なのだ。
2年生になってからも、席はI君の隣だった。『ブス』と言われても無視。叩かれても耐えた。ふざけて首を絞められた時には私も腹が立ったが、『いいの。先生に言わないで。子どもの力で首絞められても死なないから』と、冷静な煩子だった。
そんな煩子も、クラスで席替えがあると聞いたときには狂喜乱舞。今か今かと席替えの日を指折り数えて待っていた。
そして今週、念願の席替えがあった。
『やっとI君と席はなれた~!!』
大喜びで帰宅した煩子。そして、はにかみながら言った。
『それにね・・・K君の隣になったの
ギャ~《*≧∀≦》』
ソファーに顔を埋める煩子。そう。K君は今、煩子のイチオシの男子で、バレンタインのチョコ交換もした両想いの関係なのだ。
『あのね、今日ね、帰るときにランドセル廊下から持ってこようとしたら、K君が持ってきてくれたの!!
そしたら、Mちゃんが、「K君て煩子ちゃんの事好きなんじゃないの?」だって。
両想いだってことバレちゃったかも(≧∇≦)』
煩子の毎日は薔薇色のようだ。
そんな煩子の宿題を見ている時、ひどく汚い字であることを注意した。
『そんな汚い字だったら女子力下がるよ。K君隣にいるなら、字が汚いってバレちゃうじゃん』と私。
すると煩子が言った。
『いいのK君に嫌われても。N君も私の事好きだから、好きな人N君に変える。N君、可愛い顔してるし優しいし…』
この歳で男子選り好み出来るとは…
ちょっと羨ましいけど
おそろしい子…
#
by bonbonmama
| 2014-06-13 19:42